2023年2月1日              二月の和名は「如月」          寒さのため着物をさらに重ねることから「衣更着」あるいは陽気が良くなり始めることから「気更来」との説がある。

「立春」の頃に、          「暦の上では・・・」と前置きするのは実際に寒さが厳しくさらに着物を重ねる時期である。            それでも日増しに日が長くなり、春の訪れを感じます。

季節の大きな変わり目となるこの時期。 節分には元気よく豆をまき、冬の陰気(邪気)を祓うと共に運気(福)を呼び込みたいですね。

沖縄の二月は、まだ寒い日が続きますが、ポカポカ陽気の日も多く春を迎え、花の季節になります。        濃いピンク色の「寒緋桜」が満開となり沿道が華やかに。          本土に咲く「ソメイヨシノ」などは、 風がなびくと花びら一枚いちまいがサラサラと散りますが、         沖縄の「寒緋桜」はひと雨事に花ごと落ちて行きます。            

本土と沖縄 同じ日本でも、花の咲き方にも変化があります。        そして沖縄は旧暦をとても大切にして居るのです。

さて、今月の室礼は「薔薇一輪」   薔薇には、トゲがある。       そんな事から邪気を祓うと言われている様です。               「鬼は外 福はうち」        良い運気を引き寄せて参りましょう。

如月も皆様にとって、健やかな月になりますよう心よりお祈り申し上げます。    琉球プロトコール協会        伊禮典子拝